Home匠日記2010年2010年11月木曜:日高久美子(野々陶苑)
日高久美子

日高久美子

野々陶苑

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一輪挿

2011年 7月 28日(木曜日) 09:00

二度目の匠日記最後の今回は一輪挿について書かせいただきます。
陶器の作品としては、すぐに頭に浮かぶ物ではないでしょうか。
陶器づくりの中では欠かせない作品の一つだと思います。
野々陶苑でも色々な種類の一輪挿を作っています。

作り手としては、買ってきた高価な花を・・・というわけではなく、その日庭に咲いていた花、散歩の途中に咲いていた花などを活けてもらい、食卓だったり、玄関だったり、自分の部屋にもいいですね。
どんな場所でもいいのですがちょっとした季節の雰囲気味わってもらうお役にたてればいいなとの思いで制作しています。
野々陶苑でもそのとき庭に咲いていた花などを展示場の一輪挿に活けています。暑い夏はなかなか活ける花がないかもしれませんが、そんな時はハーブを飾るとさわやかな緑を楽しめますよ。
小さな一輪挿に活けられた草花を見ていると、少しだけ時間がゆっくり流れるような、穏やかな気持ちにさせてくれます。

陶器の一輪挿のちょっとした秘密を・・・
秘密ではないのですが(笑)実感として水もちがいいと感じます。 あくまで実感としてなのですが。
陶器は呼吸しているから??土の栄養分のおかげ??遠赤外線がでているから??などなどどれがあっているのか、またどれも関係ないのかわかりません、ですが一陶芸家としては、想いがこもっているからと勝手に解釈しています。 

これから秋に向けてさまざまな花たちが季節を彩ってくれます。
ぜひ季節の移り変わりを一輪挿の花にのせて演出してみてはいかがでしょうか。

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雑記

あの台風の風に押し倒されながらも、折れずに頑張った我が家のひまわりたち。
そのなかでも1番長身(測ってみたところ230cm)のひまわりが、今回の匠日記でずっと書かせてもらったこのひまわり雑記、最後に合わせるように開花しました!!
見事に咲いた花の大きさ23cm!!本当にキレイに咲いてくれました。
このひまわりの成長がちょっとした幸せを感じさせてくれる初夏の日々でした。感謝感謝!!!
咲いた花から種を取り、また来年植えたいと考えています。
とりあえず我が家の初代ひまわりへ
良く頑張った。お疲れ様。ありがとう!! 

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豆皿

2011年 7月 21日(木曜日) 09:00

今回は豆皿です。

豆皿のルーツを少し探ってみます。
日本は江戸時代まで塩、みそ、酢が主な調味料でした。
それらをつけて食べる際に、この小さな器が用いられたようです。

「手塩皿」という言い方も、各自が塩を盛って使った皿というところからきているようです。

また、手塩皿には食事のときのけがれを清める役割もあったそうです。
器用な日本人だからこそ、箸と豆皿をうまく使いこなす食文化がうまれたのかもしれません。

さて最近の人気は、大きめの陶や木の皿に色々な惣菜を少しづついただくというスタイル?ではないでしょうか。
不思議なほどぜいたく感を楽しめる気がします。

手の平にすっぽりおさまる豆皿、その色も形も楽しみながら、時には珍味皿として、時には薬味入れとして、かわいいお菓子もいいかもしれない・・・。

どこかで焼き物を見る機会がありましたら、是非わずか6cm前後の豆皿に、小さな夢を見つけてください。

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雑記

7月19日台風6号の強風で我が家の向日葵は全て倒れてしまいましたが、やっぱりしなやかな向日葵の花軸はおれません。
今日添え木をして又、空に向かって立ち上がりました。
一番長身の向日葵のつぼみ、台風通過後の太陽に向かって開花してくれることでしょう。

~ひまわり余談~

7月14日は「ひまわりの日」
向日葵ではなく、気象衛星「ひまわり」のこと。
1号が1977年7月14日打ちあげられたのを記念する日だそうです。
この気象衛星ひまわりはつねに太陽の光を向いて花を咲かせる地上の向日葵のように、
宇宙からずっと地球という光をを向いて飛んでいる、とても素敵な名前の気象衛星ですね。

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陶画びょう

2011年 7月 14日(木曜日) 09:00
今回の匠日記は、息子の自分が書かせていただきます。
2回目の匠日記、前回はちょうど前年度の工芸まつりの時期で、書くこともそのことばかりでした。
今回の日記は作品について書くということで、先週母親が箸置きをかいていたので、自分は陶画びょうにしようとおもいます。

陶画びょう、あまり聞きなれない言葉かもしれませんね。 陶器の画びょうです。といっても針の部分はやはり普通の画びょうなのですが。
画びょうは思い出の写真や、ちょっとしたメモなどを壁に貼るときに役に立ちますよね!!
画びょうがない家の方がすくないかもしれません。
そこでこの陶画びょうをつかって、貼り付けることで普通の画びょうとはちょっと違った雰囲気になればいいなとおもいつくりだしました。

 

土の色を変えたり、形をかえたり、模様を変えたり、釉薬をかえることで本当にいろいろな種類の物ができます!!
次は何にしようかなと作っていて楽しい商品です。
最近の陶画びょう作りは青や緑、赤などのガラスをつかって、色を付ける物をメインでつくっています。
焼きあがって窯から出てくるときは本当に宝石のようにきれいで、作り手の自分たちがなごまされるほどです。
ぜひ一度使ってもらいたい作品の一つです!!
きっとちょっとだけ素敵な飾りになってくれるとおもいますよ!

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雑記
先週、まだ一分咲きにもなってないひまわりでしたが!!
この1週間で本当にきれいな花を咲かせました!!
ちょっとひねくれているこのひまわりは太陽を追いかけずずっと東を向いています。
真っ黄色のひまわりを見ていると本当に元気にしてくれるそんな花ですね!
ちなみにひまわりの花ことばは「あこがれ」だそうです。
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箸置きとひまわり

2011年 7月 07日(木曜日) 09:00

二度目の匠日記です。 感覚的にも絶対的にもホントに月日の流れの早いこと、早いこと・・・ 前回から七ケ月が過ぎました。

さて今回は焼き物の作品一つ一つを取り上げてみようと思います。

先ずは、焼き物の中では一番の小物、オマケの様な存在の「箸置きです」。 
収集を趣味にされている方もいるかもしれませんね。 
しかし、毎日の食卓で使われている方は少ないのかなぁ・・・とも思います。

枠役の箸置きですが、食卓にセットすると見慣れた料理もちょっと品があるように感じられます。
別名、「箸枕」ともいい、形や色で季節感を出すこともできます。

花が一輪あるだけでテーブルが和やかになるように、せいぜい5cm前後の小物ですが、その役割は大きいような気がします。

私は小さい手付きのカゴに入れて、すぐ使えるようにしています。
その日の気分でならべるのです。

是非食卓に箸置きを!!「なかなかのもんでしょ!」と主張してくれることでしょう。

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〈雑記〉

ひまわり

四月中旬に種を植えました。
一週間で双葉が出て、それからぐんぐん成長を続け150cm位の背丈になりました。
二ヵ月半で、ようやく花芽がつき、勇ましい額に守られて、今少し中心の黒ゴマ?が見えはじめているところです。

強風にも負けず、梅雨の大雨にも負けず、しなやかな軸で陽に向かっています。

来週、かいかでしょうか・・・

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感謝の気持ちを込めて

2010年 11月 25日(木曜日) 00:00

またまた息子が先に書かせてもらいます。

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第29回工芸祭りが無事終了しました。

各工房の皆さま本当に4日間お疲れ様でした。

そして、来場していただいた沢山の方々、本当にありがとうございました。

野々陶苑ではもちろん僕もいつものように母の足を引っ張りながら4日間会場で販売をさせてもらいました。


img_2152今回の工芸祭りは僕にとって特別なものになったと思っています。

今までにも何度か販売の手伝いとして、参加させてもらったことはあるのですが、今回は僕が作らせてもらった作品もいくつか展示させてもらいました。

まだまだ未熟ですが自分が作ったものをお客様に気に入ってもらえる喜び、幸せを感じる事ができました。そして、他の陶芸家の方々の素晴らしい作品の数々を拝見し自分の未熟さと陶芸の奥深さを実感しました。

あらためて陶芸はとても難しく、同時に素敵な仕事なんだと思いました。

これも、叱咤激励してくれる工芸関係者の方々、そして何よりもお客様のおかげなんだなぁと本当に感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。

こんな機会を与えてくれた母親にも直接は恥ずかしいのでこの場を借りて感謝したいとおもいます。

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野々陶苑 陶主より最後に一言。

今回この日記を通してまた1つ人と人とのつながりの大切さ、ありがたさを感じることができました。

野々陶苑に若い新しい風が入るようになりました。この新しい風の力も借りながら頑張っていこうとおもいます。

最後まで読んでくださった方々本当にありがとうございました。

ストラップ初挑戦!!

2010年 11月 15日(月曜日) 09:47
はじめまして、この春から野々陶苑で母の下、足を引っ張りながら陶芸をやらせてもらっている息子です。今回の日記は僕が書かせてもらいます。
陶器ストラップ さて、今回の日記は題名にも書いている、ストラップについてです。もう今週末に迫った工芸祭りが、11月20日~23日までの4日間行われます。 今回は、その工芸祭りを盛り上げるための試みとして、綾町内の各工房がそれぞれのストラップを作ることになりました。野々陶苑では僕がストラップ担当に・・・ 今までストラップを作ったことがないので、四苦八苦しながらの制作でした。このホームページ内でもいくつかの工房の作品や途中段階の物が紹介されていました。本当に各工房素敵な作品が出来上がっていて、自分の物で大丈夫か不安いっぱいですが・・・なんとか自分の個性をいかせた作品ができたのではと思っています。 各工房が独自のおもしろいストラップを作っていると思うので、今回ストラップ巡りを楽しみに来られるのもまた一興かも。ぜひ足を運んでみてください。
img_2131 そして今回もう一つ書かせてもらうのがこの置物です。今年宮崎県は口蹄疫によって厳しい1年になっています。ここ綾町も例外ではなく、本当に畜産業関係の方々のご苦労はもちろん、ほとんどの職種の方々が大変な日々を過ごされたと思います。まだまだ影響が続いていると思いますが、そんな中、これからもっともっと復興への盛り上がりを願って陶芸をやっている一人として出来る事はないかと作りました。牛と宮崎の太陽をイメージしてみました。「がんばろう宮崎!!」です。
img_2136 後ろに付いている五つの■と四つの■について少し、この印は自分が2年間沖縄の八重山という土地で過ごした中で知りました。伝統工芸品である八重山ミンサー(織物)でよくつかわれる伝統的な模様で、五つの■が「いつの」、四つの■が「世」を意味し、「いつの世までも」ととても素敵な意味をもっています。
この置物にも「いつまでも宮崎が元気あふれる場所であってほしい。」「いつまでも陶芸品が人々に親しまれてほしい」という気持ちを込めてつけています。
ストラップにもこの模様の物がいくつか・・・
ぜひ実物をみに来てください。

お玉たての輪

2010年 11月 11日(木曜日) 00:05

はじめまして、、、の初!日記から あっという間に一週間が過ぎました。
工芸祭りまで あと10日前後 もう悪あがきも出来ない時間的状況になりました。
何事も引き際が大切!!
というわけでロクロ周りは片付き窯たきのみの作業となりました。

さて、今回は我が家の台所にしっくり収まっているお玉たてが主役です。
最近の雑貨屋さんには、お玉ひとつとっても色、形、材質などそれはそれは豊富に並んでいます。
ついつい惹かれて小物雑貨が増えていきます。
そこでこれらのものを収納する為、どっしりしたお玉たてを作りました。
お玉立て
最初は、便利性のみを重視した我が家用でした。
その後は、販売用に機能性だけでは無く、楽しく使えて存在感のあるものを色々作っています。
お客さんの中には、堂々とした安定感が気に入りお花入れとして買ってくれる方もいます。

最近、このお玉たてから嬉しい展開がありました。
自宅を使って季節のお食事処をされている方からこのお玉たての高さを少し低くしてスティック野菜やパンなどを入れてみたいと、、、
その一つの提案が凝り固まっていた私の頭にガツンと刺激をくれました。

 

何か発見でもしたようなワクワクした気持ちになりました。
(単細胞もいいものです、、、。)
きゅうりや人参、セロリー、ラディシュは葉っぱごと入れて、、、スティックのパンも入れて、、
などなど空想していたら楽しくなって、嬉しくなって、やる気が出て次への作陶のエネルギーになってくれました。

野菜立て

こんな何気ないちょっとしたきっかけや、出逢いのおかげで、行きつ戻りつのこの仕事を何とか心地よく続けています。
感謝!!
しっかり居場所を確保している我が家のお玉たてがつぶやいています。

ところであの昔のアルミのまん丸お玉は今どこへ・・・???

はじめまして-野々陶苑です。

2010年 11月 04日(木曜日) 00:00
img_21001 平成9年 自分の窯を持ち 以来13年 日常食器を中心に作っています。

11月は、綾町の工芸家達にとって大きなイベントの工芸祭りがあります。
今その追い上げで、私の工房は、窯場も作業場も雑然としています。

ロクロをひいたばかりの器になる第一段階のもの、乾燥中のもの、一回目の焼き(素焼き)が終わって釉薬かけを待っているもの、二度目の焼き(本焼き)が終わって 完全に出来上がり工芸祭りの出番を待っているもの などなど 棚から足元まであふれています。


img_21031 頭の中も「あ!!まだあれも作ってみよう」 「乾燥は間に合うかなあ?」など 工芸祭りに向けての最後の窯たきを 逆算しながらカレンダーとにらめっこしたり、、、。
この時期ならではの緊張感とストレスの塊?を抱え込みながら あと約二週間の奮闘が続きます。
img_21091 ところで、「野」から広がるイメージが好きでつけた屋号 「野々陶苑」
今 工房の周りには 一輪挿しに飾りたい秋の草花がいっぱいです。
そして 今年も数日前から 大好きなジョウビタキがやってきてくれました。

バタバタしている自分に ホッと一呼吸 一休みの緩やかな時間を作ってくれてます。