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喜びも哀しみも幾歳月、のハナシ

2010年 12月 01日(水曜日) 00:00
中村博故、川村先生の元で焼物を学んでいた私だったが国際クラフトの城建立の際、織・染め・陶芸の指導者を町が探している、と言う事で任命を受け「綾城焼窯元」を開いて二十六年余、あの頃はまだ今風に言うとアラフォー前で私はピチピチの兄ちゃんだった。

窯の火入れが月に七回も八回もあり泊り込みで残務に当たった頃もあった。
自分の勉強や制作など全く出来ない状態である。

兎に角、目の前にある業務を片付けるのに懸命で何も考える余裕など無いまま過ぎた歳月である。気がつけば陶芸体験に来たちびっ子達に「オジちゃん、オジちゃん」と呼ばれる様にになり、自慢の口ひげが白っぽくなっていった。小さかった娘達も皆嫁ぎ、今や孫六人である。歳を経る筈だ。

満心する事のあってはならない一生勉強の道。
私は歩いて行こう。
死ぬ時が私の勉強の終焉であろう。

師走一日 中村 博