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シリーズ「照葉樹林この1年」 その4「ユネスコ・エコパーク誘致活動」

2010年 12月 30日(木曜日) 09:00
シリーズ最終回は、来年の申請に向け綾町が準備を進めている「ユネスコ・エコパーク」についてです。

ユネスコ・エコパークは、MAB(人間と生物圏)計画に基づき登録される生物圏保全地域の愛称です。
世界中で500ヶ所以上の登録地域があり、日本では4ヶ所が1981年に登録されて以来、新規はありません。
次期候補地として綾の呼び声が高いのは、照葉樹林を守り自然と共生する町づくりを進めてきた点にあるとされています。
同じユネスコの制度である「世界自然遺産」の保全の考え方に加え、自然を活用した地域づくりも評価対象になっているからです。 綾はMAB計画の理念を先取りした町づくりを進めてきたと言ってもいいでしょう。

10月に名古屋で開催されたCOP10(生物多様性条約締約国会議)に参加されたユネスコ関係者3名を綾町が招待し、森と町を視察してもらいました。
積極的な招致活動の一環です。国内MAB計画分科会トップの鈴木邦雄・横浜国立大学学長は「個人的には今申請しても何の問題もないと思う」と高く評価されました。
ユネスコ本部(パリ)からの2人も好印象を持たれたようです。

現在、綾の照葉樹林は九州中央山地国定公園(環境省)と森林生態系保護地域(林野庁)に指定されていますが、更に国際的な自然保護制度も加え大切な宝物をより強固に守ろうとするものです。2011年は「国際照葉樹林サミット」もあり「世界の照葉樹林」へ一歩を踏み出すことになります。
(パン工房綾・小川 渉)

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綾の照葉樹林、筆者のベストショット№2

原点は自然

2010年 12月 02日(木曜日) 00:00

pankoubou私は綾町に移住して15年、照葉樹林入口の上畑地区でパンを焼いています。
天然酵母を使い旨さと安全を両立させる「本物」を志向し続けています。

工芸も食品も原点は自然です。
幸い綾町には全国一を誇る照葉樹林が残され、この恩恵で私たちは生活させてもらっています。
その意味で照葉樹林を守り育てる営みを世代を超えて継承していくことも、大きな仕事だと思っています。

2005年に発足した官民共働の「綾の照葉樹林プロジェクト」に当初より関わり、森の保護・復元に少しでも貢献出来るよう心掛けてきました。
2010年も残り少なくなったこともあり、今年を振り返り、照葉樹林に関連する出来事をご紹介します。

予定は下記の通りです。

12/9  郷田實没後10年記念シンポジウム(3月)
12/16 国際照葉樹林サミット計画(5月)
12/23 綾の照葉樹林が全国一に選出(7月)
12/30 「ユネスコ・エコパーク」誘致活動(10月)

パン工房綾 小川 渉