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原発問題

作者: 小川渉 2011年 6月 08日(水曜日) 09:00
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前回の担当時(2010年12月)は、工芸も食品も原点は自然であり、
綾でのそれは照葉樹林ということから、2010年の出来事の中から照葉樹林にまつわる話題にふれました。

その時から今日までの間、私たちの国は「3.11」という強烈なインパクトを受けました。
その前と後では様々な変化が見られ、人々の価値観の転換にまで及ぼうとしています。

従って、本文を書くに当たっても、そのことと無縁ではありえないと思っています。
特に、福島の「原発震災」については、破局的大惨事のリスクを常々感じ、
主に新聞投書という形で発言してきた立場から心を痛めています。

ということで、今月の4回シリーズでは、過去の弊投書の中から毎回1件ずつ取り上げ、今の状況を交えお話します。


私が原発問題に関心を持ったきっかけは、1997年に浮上した「綾の鉄塔問題」に遡ります。
九州電力が計画する超高圧送電線が照葉樹林に影響することを懸念して住民運動を立ち上げた時、
その元凶が木城町の小丸川揚水発電所にあり、揚水発電なる奇怪な仕組みが原発と深く関わっている事を知ったからです。
知れば知るほど、問題の根は深く、大きく、理不尽極まりないことが解りました。

上記は、破局に至る前に脱原発をとの趣旨の投書ですが、当時も東京電力の隠ぺい体質が問題になっていました。
脱原発は大事故が起きなければ達成されないとの悲観論が当時支配的で、
中には起きても推進は変わらないのではとの絶望的な見方もありました。
「3.11」を経た今、それでも推進や現状維持という絶望的な局面が続きかねない状況です。
次は本当の破局なのですが。

小川 渉(パン工房 綾)
最終更新日: 2011年 6月 06日(月曜日) 11:00
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