Home匠日記2011年2011年02月グラスアート黒木時を越え先人に学ぶこと

時を越え先人に学ぶこと

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今の世の中、混沌とした状況をどうとらえて物創りをして社会と向き合っていくか、先人に学ぶ事が多い。
アールヌーヴォーの旗手フランスのガラス工芸家エミール・ガレは私の長いガラス人生の中で、彼の生き方を通して今日の物創りに共通する強い精神を感じる。
彼は18世紀から19世紀初めまでにガラス界で大きな業績を残しガラスの歴史に多大な影響を与えた人である。
彼は、フランスのナンシー地方に生まれたがプロシアとフランスの間に普仏戦争が始まり身内、友人と多くの人を失った。
その悲しみ、怒り、苦しみをばねに作品創作に打ち込んだ。
作品はパリ万国博覧会に出品され、結果ガラス部門でグランプリを受賞して国際的な評価を得た。
今日の日本の現状はどうだろう?国のあらゆる政策が将来の安心、希望、夢を持てるとは言いがたい。
戦争こそ無い日本、しかしそれに近い社会のひずみ、いたみ、憂えることばかりである。
我々創り手は、今こそ現実を注視して「今」に気付き、自分の立ち位置を見出し、日本の歴史、文化、風土、伝統を継承していく事を真剣に取り組み「世直し」に立ち上がる時と感じる。


新世紀ロマン
ランプ「雪景色」

新世紀ロマン
創作器 「雪の下」

新世紀ロマン
花器「燕子花」
最終更新日: 2011年 5月 31日(火曜日) 09:34
黒木国昭

黒木国昭

グラスアート黒木

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