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芸術と私

作者: 遊土 2011年 8月 09日(火曜日) 09:00
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こんにちは。

今日は工芸っぽい話をと言ってましたので
何にしようかなーと思ってましたが、
思いつきませんでしたので芸術っぽい話を。

20110417173423『芸術』という言葉は、長年、私にとって なんだか遠い言葉でした。
学生時代はアート系の学生だぞと言わんばかりに髪型も服も今思うと意味不明でした。その頃は発言も行動も人と違うことが個性だと思っていました。後悔はしていませんが、かなり恥ずかしい思い出です。

そんな私に『芸術』を意識させてくれたのは
綾町で陶芸を始めてまもない頃に知り合いのある若い女性に言われた一言でした。
彼女は声楽を学んでいて自分で資金を貯め 一度イタリアに渡っていました。帰国していた折に初めて会ったのですが、
その時別れ際に『お互い、芸術を頑張りましょう』と言ったのです。
私はその言葉を聞いて
少し気後れするような、嬉しいような気持ちになったのをよく覚えています。『芸術かあ』と。

陶芸と声楽というジャンルが芸術という言葉でつながるという実感をしたのはそれが初めてでした。それだけ陶芸への取り組み方が甘かったとも言えますが。

その彼女の一言がずっと頭の片隅にあり、
意思がゆらぎがちな私を今もつなぎとめていてくれている気がします。

人間国宝の作品のように高い技術を駆使したものも、本当に素晴らしく思いますが
日常のなかで 庭の花を大切に育てて 家の中に一輪活けることも 同じように美しい芸術ではないかと 最近思います。
再びイタリアから帰国した彼女の歌声と、歌っている表情には歌を表現する喜びが満ちていて 心が震えました。
彼女はちゃんと『芸術』とともにある、そしてそれを聴く人の心を豊かにしているんだと感じました。

道のりは長そうですが、私は、私のペースで、
やはり人が幸せになれる、そういう『芸術』を目指したいなと思います。
それにはまず、身近な家族や自分を幸せにすることからかな、とも。

とりあえず、今日の晩ご飯の野菜カレーを美味しく仕上げるとこから始めてみます(。・_・。)ノでは

最終更新日: 1999年 11月 30日(火曜日) 09:00
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