Home匠日記2011年2011年04月月曜:アートフラワーきくち(菊池厚子)
菊池厚子

菊池厚子

工房アートフラワーきくち
アンティークな色合いの作品に定評があります。

ウェブサイトURL: http://www.art-flower-kikuchi.com/

アートフラワーの染色

2011年 4月 25日(月曜日) 09:00
私の工程の中で、1番難しいのは染色だと前回の記事で書きましたが
アートフラワーの染色方法は染色した後で、コテで型づけのために
熱を加えますが、そのときにまた色が変わることもありますので
それを計算にいれてかんがえるところが楽しくも難しいところです。

染色では、花の葉の緑を例にすると
茶色・黄色・赤色と段階的に作っていき、最終的に緑にしていきます。
料理などの調味料をいれ、味を調えていく作業と似ているかもしれません。

最後に、私の工房では年に1回、展示会を開催することにしています。
今回で5回目ですが、ガーゼ服・陶器・パッチワークの作家の友人らと一緒に
日頃の感謝を込めて開催しておりますので、是非おいでください。
(開催日:4月29日~5月5日まで)
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コサージュ

2011年 4月 18日(月曜日) 09:00
コサージュは、私の作品の中で1番性格が出て、1番頭を悩ませる作品でもあります。
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布・糸・レース・ビーズ・皮など多くの素材から何をどう選ぶか、それをどう染色してどう形にしていくかなど
選択肢の幅が多く、1つの作品に何週間と使ってしまったこともあります。
ですが、そうやって時間をかけただけあって組み合わせのときはとても楽しいですね
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コサージュを、どう洋服に合わせたらいいのかとよく聞かれるのですが
私は、シルクの洋服のものには、素材がシルクのもの
綿の洋服には、素材が綿のもの
色としては、洋服の色より配色数が少なく控えめなほうがいいとお勧めしています。
P1030638

私は、アートフラワーを始める前は23年間美容師をやっていましたが
コサージュを作るときや、お勧めするときに
こんなときに前職が役に立つものなのかと、ビックリしながらも楽しい毎日をすごしています。

カラカスの花

2011年 4月 11日(月曜日) 09:00
二回目の今日はある花との出会いをお話します。

ある日、友人から1通のハガキが届きました。

早朝、散歩をしていると途中でカラカスの花が朝露を浴びて光り輝いて咲いていたとの内容で、写真もそえてありました。

追伸に『この花は作れるでしょうか?』との書かれてあり私も、
写真のような綺麗な花を作りたいと思いさっそくスケッチをはじめました

しかし、写真から書き出すというのも初めてだったこともあり四苦八苦しているところにお隣の塀に見事なカラカスの花が咲き、それを見つけたときはとてもうれしくなりました。
お願いして一輪だけ頂き、花びらの型紙を完成させることができました。

この花は1.20センチほどあるのですが、材料はビロード・ポプリ・本絹サテン・ジョーゼットクレープを使いました。
特徴は布の糸ぬきをして、花の優しさを出すことです。

葉は何枚かの布を重ねて、コテあてを変えることで独特の風合いを出すことができました。

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気になった方は是非、工房までいらしてください。

布花ができるまで

2011年 4月 04日(月曜日) 09:00
はじめまして。
4月を担当しますアートフラワーきくちです。

アートフラワーとは造花なのですが、布を使って花や植物などを表現しています。
アートフラワーのよさは、自分の好きな色で表現できるという事だと思います。
私は主にドライフラワーの様なアンティークな色合いの作品を作ることが好きなのですが、
そのような作品も自由に作る事ができます。

さて今回の日記ですが、私の布花ができるまでを書かせていただきます。

材料ですが布を中心に、絹・綿・皮などを使います。

製作工程は、デザイン→カット→染色→組み上げの順にやっていきます。

まずデザインについてですが、新しい花を作る際には必ずスケッチを残すことにしています。

デザインが決まったら、型紙作りの工程です。
例えばバラの花を作るとしたら、花びらが二枚、ガク一枚、葉二枚、といった感じで、
それぞれ7枚は最低でも作ることになります。

次に、工程が分かれることがあります。
一枚の布を染色してから型紙にあわせてカットする場合と、カットしてから染色するのと二つに分かれます。

染色は原色10ぐらいを使っているんですが、私にとっては1番気を使う作業になります。
ここでスケッチに描いたイメージと違うと、全体的にバランスの悪いものになってしまいますし
なにより材料を、無駄にしてしまうことにもなってしますからです。

染色も細かくすると、筆で一枚一枚何度も重ね塗りしたりと濃淡を出したり様々な方法を日々試しています。
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次回は『いろいろな花との出会い』をテーマに書かせていただきます。