4月水曜日担当の中島です。
私は工芸家ではないので、匠ではありませんが、
綾町の工芸担当の立場で書かせて頂きます。
私は昨年の7月から工芸品の販売促進という仕事に携わりました。
主な仕事としては、ホームページを立ち上げて綾町の工芸を知ってもらう事と、
ショップを立ち上げて綾町の工芸家が作る商品を知ってもらう事です。
そのような私ですが、綾町の工芸について書いてみたいと思います。
私は綾町出身で、小さな頃からこの町で生活をしていました。
工芸品との接点ですが、遠い記憶を辿ると保育所時代に綾川焼さんで、
戦艦や灰皿を作った記憶がうっすらとあります。
また小学校高学年の時に綾城が出来、綾幼稚園の山道から登っていった記憶があります。
綾国際クラフトの城にも行き、2Fの休み処で何か食べた記憶もあります。
記憶を思い返すと多少、工芸と接点があった気がしますが、
大人になってからは意識しない存在となっていました。
そんな中、弟が陶芸を始めた事で、綾町に工芸があるという事を改めて認識しました。
しかし、現在の仕事を始めるまで綾町に工芸家がこんなにもたくさんいるとは思ってもいませんでした。
仕事を始めるまでは、工芸品というと何だか古臭くてよく分からないものという印象でした。
奥の深い分野なので、現在でもよく分かっているとは言えませんが、だいぶ印象は変わりました。
毎日様々な工芸品と触れ、様々な工芸家の話を聞いていると見方が変わってくるものです。
例えば、木工の児玉工芸さんの商品に茶筒があるのですが、蓋を浅く被せるとと少しずつ下がってきます。
これは蓋と筒が正確に作られている為で、このように高い技術のものはいいなあと思いました。
これ以外にも、素材であったり、技術であったりと様々なのですが、いいなあと思うものがありました。

私が感じたこの気持ちを、うまく写真や文章で伝えていき、
多くの人に共感してもらえたらいいなと思います。
次回は、このホームページを作るまでを書きたいと思います。