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新しい蚕室での飼育が始まりました

2011年 5月 17日(火曜日) 09:00

前回に引き続き、新品種「蚕技研11号」の飼育の話。

 

孵化したのが5月9日。

それから3日目が下の写真。

2011_0512画像0184←3日目

孵化直後が蟻のようだったのに、もうこんなに大きくなりました。

この次の日に、最初の脱皮をして、2齢になりました。

 

7日目に、2回目の脱皮をして、8日目、3齢になりました。

ここまでは稚蚕飼育室で、人工飼料で育ててきました。

8日目、いよいよ新しい蚕室に移動して、桑の葉を付けます。

やっぱり本当の食べ物は桑の葉。葉を載せると、どんどん登ってきて食いつきます。

夕方に山盛りに載せて帰って、翌朝(9日目)の様子が下の写真。

2011_0517画像0006←9日目朝

桑の葉はほとんど残っていません。

食欲旺盛です。

また山盛りに載せて、夕方にはまた丸裸。

昼夜なく食べますので、またまた山盛りに桑を載せて、帰りました。

成長が目に見えるので、おもしろいですね。

2011_0517画像0015 ←9日目夕方

さて、来週はまたぐっと大きくなってますよ。

養蚕の季節

2011年 5月 03日(火曜日) 09:00

今年も始まりました、藍まつり。

綾の手紬染織工房で5月5日までです。

先日伝統工芸士に認定された、有光信二作のタペストリー。

2011_0429画像0116

 

絞り染めの鮮やかな洋服。

2011_0429画像0117

 

こいのぼりが泳いでいます。

2011_0429画像0120

 

さて、そんな祭の裏側で、今年も養蚕が始まりました。

 

飼育室の掃除、消毒などを済まして、4月25日に孵化してきた蚕に最初の餌を与えました。

最初の餌を与えることを、「掃き立て」といいます。

卵から孵化してきたばかりの蚕は体長2mmほどです。

「蟻蚕」と呼ばれ、毛が生えているために色が黒く、蟻のようです。

蚕は、まゆを作るまでに4回脱皮をします。

孵化から1回目の脱皮を「1齢」、

次の2回目の脱皮までを「2齢」、

と数えて、5齢になってまゆを作ります。

下の写真は、孵化から7日目、2齢の最後の段階です。

指との比較で、大きさがわかると思います。

20110502090956

8日目、3齢になったところで、近所の農家に渡して、まゆを掛けるまで飼育をしてもらいます。

下は、農家で桑の葉を食べる、3齢の蚕。

2011_0503画像0122

今日は農家に行って、桑畑を見せていただきました。

2011_0503画像0124

今年は水不足で、ちょっと葉が乾いた感じでした。

2011_0503画像0132

さて、この写真は、うちの工房で20数年受け継いできている「小石丸」という品種の蚕ですが、来週からは、新しい品種の蚕が始まり、こちらはまゆを掛けるまですべて工房で飼育します。

来週からは、この新品種の蚕の飼育レポートをお送りします。

 

岡田心平