Home匠日記2011年2011年06月木曜:窪田健司(照葉窯)照葉窯趣味の陶芸 No.11 ~器のフォルム 勉強してみて~

趣味の陶芸 No.11 ~器のフォルム 勉強してみて~

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わたしも今までにいろいろなデザイン方法に挑戦してきましたが、いつの間にか主たる作品は象嵌(ぞうがん)とかき落とし技法になっていました。この技法は大変手間がかかりますが、それだけに仕上がった時の達成感はひとしおです。
それでは、この技法について説明します。

象嵌は陶器だけでなく木工や金属、ガラスなどいろいろな物に使われる技法です。
陶器の場合は、まず器の表面に彫刻刀やかんな、針などで文様を彫刻します。
わたしのメーンのモチーフは木立です。
枝の一本一本まで針で彫っていきます。
ほかにトンボや麦、タンポポなどもあります。次に彫った部分に素地と異色の泥を塗り込みます。
少し乾いたら余分な泥を丁寧に削り取ります。するとデザインした柄がきれいに表れるのです。
絵付けなどとはまた違う切れ味の良いシャープな線が描け、しかも表面が平らに仕上がるのが特徴です。

かき落としは象嵌とは逆です。
生の器の表面に色の違う化粧泥を丁寧にはけで塗り、半乾きの状態の時にかんなや針で慎重に化粧土をかき落として文様を彫刻する技法です。
最後にもう一つ、デザインで最も重要なことは器のフォルムです。美しいフォルム、すてきなフォルム、面白いフォルム、勉強してみてください。
最終更新日: 1999年 11月 30日(火曜日) 09:00
窪田健司

窪田健司

象嵌、掻き落とし技法で作陶する照葉窯さんが語ります。

ウェブサイト: www2.ocn.ne.jp/~bell5487/index.html