Home匠日記2011年2011年08月金曜:奥次男(綾町竹細工教室)
奥次男

奥次男

綾町竹細工教室

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新人竹細工講座

2011年 8月 05日(金曜日) 09:00
8月担当の綾町竹細工教室 代表 奥次男です。
今回は、新人竹細工教室と昨年の暮れに実施した研修旅行について書きたいと思います。
始めに新人竹細工講座について書きます。
23年度の竹細工教室は6月1日(水曜日)から始め、毎週水曜に実施しました。
8月3日で終了しました。
綾町の生涯教室は月に2回、年に10回となっておりますが、竹細工は次の回までの間隔が空きすぎると、
作った竹ひごが乾燥して、作品をうまく作る事が出来ない等の理由で、特別に承認して頂き月2回ではなく、
毎週水曜日に連続で10回、短期間で実施しました。

今年の竹細工教室の作品は、①よろづかご ②六目かご ③ざるめ編みかごの3点を竹割りから作らせました。
①よろづかご 2回
②六目かご 4回(金竹で1回 真竹で3回)
③ざる目編かご 4回(真竹で、長ひご つくりから)

竹割は、竹細工の基本であるので、徹底して指導しました。
生徒さんは竹割に大変苦労されたようです。
それはそうですよね。
竹割三年と言いますので無理もありません。
しかし幅揃器、厚み揃え器を使ってなんとか終了しました。

今年の生徒さんは、6人ですが6人とも手先が器用な人ばかりで熱心に取り組み、立派な作品を作る事が出来ました。
五十嵐先生、日高先生と僕の3人で指導しましたが、
生徒さんが自分の作った作品を見て喜ぶ姿を見ると今まで苦労した事も忘れほっとし、癒されています。
今後は、自主講座を希望される方のみ今まで習った作品を復習をし、
その後、新製品作りに励むことになりますが何人残るかが心配です。



竹細工教室は、本来後継者育成を目的に立ち上げた講座と聞いておりますが、
現在は一般の生涯教室と一緒になり、講師の先生の指導料も一日指導しながら半日分しか払ってもらえないという事もあり
講師の先生を依頼するのに困っております。
僕たちが竹細工教室に入ったころは、月2回で一年中指導料も出て翌年も継続して出来ていましたので助かっていました。

これでは後継者育成はできないと訴えているのですが中々、分かってはもらえません。
最近、僕も年齢のせいか、気力がなくもうこのへんで引退しようかな?とおもうこのごろです。
来週は鹿児島研修旅行についての感想文を書きます。

竹細工教室について

2011年 3月 04日(金曜日) 09:00
皆様 初めまして!
当ページにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
私は、二年前から竹細工教室に参加しています大澤 昇です。
現役を退いて数年になりますが、第二の人生へ生き甲斐のひとつになるのではないかと、張り切って入門し、講師や先輩の方々に、一から教えてもらっています。
途中、私事で手を傷めてしまい、しばらくの間教室を休ませてもらった事もあり、なかなか上達していません。
同期の桜は、どんどん花を咲かせていますが、私はいまだ、つぼみのままです。
(つぼみなので咲く可能性はあるかも・・・)
しかしながら、週一回の自主講座は、いつも楽しみにしています。
何が楽しみかと言いますと、竹細工を習う事はもちろんですが、休憩時や昼食時に色々な方の話しを聞く事です。
時には腹を抱えて笑うこともあり、また、色々な情報も入ってきて、脳の活性化にもなっています。
ただ、時々言葉の意味が解らず、話しをしている人の顔を見ているだけの時もあります。
これは私のせいで、宮崎の方言で話されると、まったく解らないことがあります。
でも、楽しいです!

話しは変わりますが、皆さんは竹林に入ったことがありますか?
私は竹細工をするまで、一度も入った事がなかったのですが、竹細工をするようになり、材料である、竹の切り出しに何度か行きました。
竹炭の効能は広く知られているところですが、生竹にも、ある種の癒し効果や、活力の増加に効果があるように聞いた事があります。
竹の切り出しは、力仕事で大変ですが、なぜか楽しく、終わった後に、とても充実感が残ります。
機会があれば、一度体験してみては如何でしょうか?
もちろん竹の切り出しではなく、竹林の散策などがおすすめです。

取り留めのない話を長々としてしまい、すみませんでした。
もし宜しかったら、綾の竹細工教室へ遊びに来てください。
お待ちしております。

東諸の孟宗竹

2011年 2月 25日(金曜日) 09:00

綾、国富には緑豊かな竹林が其処此処に拡がっています。
竹は古来より大変身近で有用な植物です。
春先に楽しむ各種のタケノコをはじめ、割竹は農業資材や建築用材に、ヒゴにして、ザルやカゴに、竹筒にして食器や花器に、時には弓や矢、槍などの武具にも変身する事もあり、私達の暮らしになくてはならないものでした。
しかし近年、社会や生活の変化と共に、そんな竹も無用の長物として放置され、手入れされる事もなく、荒れて行く竹林を見る事も多くなり悲しく残念な思いを抱く今日この頃です。

ところで、貴方は国富町八代、籾木に孟宗竹伝来の古事があるのをご存知ですか?
籾木は国富町の北西部、西都市と境を接する地で、古く縄文の頃より人の暮らしがあり、中世には米良山中に居住する菊池支族や家臣の一部が移住して一帯を支配したと言われています。
やがて戦国の世にはいり、1600年には、天下分け目の関ヶ原の合戦が起こります。
これに参戦し敗れた薩摩の島津勢は、海路、美々津に上陸し、敵中を鹿児島へと敗走しました。
その折、籾木一族が、護衛の任にあたり、無事薩摩へ送り届けるという軍功を上げました。
後日、その褒賞として籾木の頭領は、孟宗竹を島津義弘公に所望し、持ち帰った一株がこの地域に拡がったとの伝説が残っているそうです。
今も籾木の県路のはずれの古い竹林の傍らには、一族の墓石が多く残り往路を偲ばせます。
折あれば一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
そして、どうか竹林を大切にして頂きたいものと念じております。
IMG_0706
追記
孟宗竹には、そんな古事があるとは私も知りませんでした。
竹細工では、孟宗竹をいろんなバラ製品の縁輪に昔から使っていたようです。
綾竹細工教室では、孟宗竹を長ヒゴに割り買い物籠を編み、寿司バラ、おぼん、輪口編みおぼん等には、平ヒゴに割り使っております。
孟宗竹を編み竹にするのは、綾竹細工教室だけではないでしょうか?

綾町竹細工教室 吉竹 聡

楽しい竹細工教室 ―我々の三人の”先生”―

2011年 2月 18日(金曜日) 09:00
第一回の奥会長の報告で竹細工教室のおおよそのことは理解して頂いたと思いますが、三回目は一会員による別の面からの教室の報告とします。
題して竹細工教室の三人の”先生”

その1.O先生
我らが教室の会長(代表者)です。
竹細工の技術は言うに及ばず、パソコン、囲碁、麻雀、グランドゴルフ等々、趣味多彩。
麻雀は一時、十分な小遣銭を稼いでいたとか。
何事にも負けず嫌いの精神で集中されるので、趣味多彩との評は失礼に当たるほど。
「後期高齢者」の仲間に入ったと自嘲されるが、パソコンを駆使し、かご編みを図面化し、生徒に助言をされる。
会長として気苦労の多い事と思われるが、穏やかな助言で全員から信頼され、会の融和の中心となっておられる。
「会長の交代を」と言われているが、まだまだ頑張ってもらいたいものである。

その2.H先生
心根は大変優しいが、寡黙で、発する言葉はややぶっきらぼうで、大いに損をしている先生です。
黙々と細工をされ、見事な作品を次々に作られている。
自ら指導するというよりも、教えを乞う者に対しては懇切丁寧にという方法である。
自らが立派な製品を作って示す事が最高の指導ということなのだろう。
夫人からのたびたびのおやつの差し入れは会員の楽しみの一つであり、”ぶっきらぼう”を補って余りある夫人のプレゼント。
原則、規則に厳しい態度で、それにはみ出す者にはピシャリと指摘される。
穏やかな会長の補佐を果たされている。

その3.I先生
我らが竹細工教室のマドンナ先生。
高い技術を持ち、細工に詳しい知識の所有者である。
気さくな、明るい先生で、みんなから慕われ教えを受けている。
竹細工教室への参加は工作以上におしゃべりが楽しみと自ら言われるように、細工と同じくらいおしゃべりが得意である。
優しい教え方であるが、工作については譲る事のない強い姿勢で望まれる。
自らは工作する時間がないほど生徒の面倒を見てくれる。
10時からの休憩時間も昼食時も明るい雰囲気を作ってマドンナぶりを発揮される。

以上、三人の”先生の評”である。
ところで、3年前に94歳で亡くなられた竹細工教室の講師は自分を「先生」と呼ぶのを許されなかった。
「私は先生ではない。コーチと呼んでくれ」と頑ななほど注意されていた。
その姿勢を三人の先生も受け継がれているのであろうか、指導者、先生という顔をされることがない。
私達も教室で先生と呼ぶことはない。
このことが、我々の竹細工教室の明るさ、和やかさ、ひいては楽しさの一番の因であろうと思う。

江良 修

研修旅行について

2011年 2月 11日(金曜日) 09:00
昨年、綾町竹細工教室として初めて研修旅行(1泊2日)を行いました。
大変意義深い研修でしたので、その時の模様を書きたいと思います。

研修の目的は伝統工芸品の鑑賞及び工房の見学で、行先は鹿児島県と熊本県でした。
参加者は15名で、そのうち7名が21年度加入の1年生でした。

まず始めに訪れたのは、「宮之城伝統工芸センター」でした。
こちらでも竹細工教室が開催されていますが、1コース1年間で月2回行われているようでした。
現在は1年生から4年生までおり、109名の大所帯だという事です。
資料館には、受講生の各クラス毎の作品が陳列してあり、受講生の成長の過程が見れるようになっていました。
当日は、実習日ではなかった為、実習風景が見学出来なかったのは残念でした。

次に訪れたのは、日奈久温泉の工芸品販売店でした。
日奈久温泉」は、開湯600年の歴史のある温泉で、街並みは白い土蔵と古風で古びた旅館が軒を並べており一時代の盛況の歴史と風情を感じました。
そんな街並みの中で100年以上竹細工を続けているという「桑原竹細工店」さんの見学を行いました。
雑然とした店構えではありましたが、3代目の主人とその家族で歴史を守り伝統の技に近代的なアイデアと技術を取り入れた繊細な大小の多くの製品は見るものがありました。
特に手頃な大きさの弁当箱は家族で営む工房の優しさがこめられ女性心理を動かす製品であると再認識しました。
また制作工程は一般的に企業秘密として見学ができませんが、こちらの工房では快く見学させて頂き大変参考になりました。

最後に訪れたのは、「熊本伝統工芸館」でした。
こちらでも竹細工教室が開催されていました。
実習は毎週1回で、当日は実習日で受講生と会話する機会もありました。
この教室の受講生募集は毎年4月と10月の2回行われているようでした。
教室内ですが、非常にたくさんの受講生がいてちょっと狭いという印象でした。
大きな製品を作る際には、大変だなあという感じがしました。
隣接する工芸品販売店の見学も行い、竹細工製品及び陶芸品、熊本県を代表する伝統工芸品などが数多く陳列されており大変参考になりました。

今回初めての試みでしたが、数々の竹細工製品に触れ、新旧受講生の親睦も図れ、更なる向上心鼓舞が図れたのではないかと思います。
最後に、今回の研修旅行にご支援頂いた綾町教育委員会並びに参加者各位に感謝致します。


綾町竹細工教室について

2011年 2月 04日(金曜日) 09:00
oku1二月担当の竹細工教室代表の奥次男です。
代表と言っても経験の長いだけで代表と講師をさせられております。
私が竹細工を始めたきっかけは、昔、ゴルフで腰を痛め、左足が麻痺して大好きなスポーツが出来なくなった為です。
体を動かさずにできる事が何かないかという事でいろいろ探していた所、綾町の生涯教室の一つで竹細工教室がありましたので、そちらに入門しました。
軽い気持ちで入門しましたが、徐々に竹の魅力に取り付かれ、かれこれ16年間続け現在に至っている次第です。

竹細工教室は、年10回の基本的な講座で終了しますが、引き続き竹細工を続けたい人は自主講座(週2回)に入門して頂き、皆で研究しながら和気藹々、楽しくやっております。
皆さん立派な作品を作っておられ昨年は、日高親之さんが宮崎県老人クラブ連合主催の作品展示会で、最高の賞「宮崎県知事賞」を受賞され会員も大変励みになっています。

oku2また昨年の綾町工芸祭りでは過去最高の売り上げを達成する事もできました。
綾町工芸祭りは、会員の作品の発表の場となっておりお客様に買ってもらうことで評価して頂いたと思っております。
お客様に買って頂く事で作品作りの喜び楽しさが増し、また作品作りの意欲も増しております。

今、会員が23名おりますが二班に分かれ(月曜日と火曜日)毎週、自主講座を実施しておりますが皆さん竹細工教室日が来るのが待ち遠しいと言っておられます。
会員は現役を定年退職した人がほとんどですがいろんな職業の方がおられます。
昼食時間・休憩時間は、楽しい会話でおおいに社会勉強になっています。
次回からは、その人達にリレー方式で登場してもらおうと思ってます。
お楽しみに?