Home匠日記2012年2012年01月月曜:興梠智一(陶房八十一)
やそいち

やそいち

陶芸家。独身42歳。

ウェブサイトURL: http://yasoichi.jp

第30回工芸まつりを振り返って

2012年 1月 11日(水曜日) 09:24

昨年、綾工芸まつりもおかげさまで節目の年を迎えることが出来ました。
これも長年に渡ってご贔屓にしてくださる皆様のお陰です。ありがとうございます。
また、特集記事にありますように諸先輩型のご尽力に寄るものです。

さて、昨年の工芸まつりでは私は「企画班」として関わりました。
正直、どれだけ貢献出来たのかいろいろと反省点もあります。
しかし、企画班が組織されて当初の議論の中には、残念ながら十分に反映出来なかったとはいえ、今後の我々の進むべき道筋、考えていかなければいけないことが濃厚に話し合われたものでした。 

「企画班」実行委員長はグラスアート宮崎の黒木国昭さん。
たびたびグラスアート宮崎の事務所で会合はもたれました。
大原陶苑の大原さん、グラスアート営業の坂田くん、綾の手紬染織工房の故岡田心平くん、熊須碁盤店の熊須健司くん、パン工房綾の小川さん、工芸販売促進協会の中島くん、時には役場観光課の牧さんを交えて話し合われました。

通常、イベントの企画と言えば何を目玉としてやるのか、ということだと思いますが、こと綾の工芸においてはそれよりもまずはコンセプトだろう、 30回と言ってもたかだか数十年の歴史しかない綾の工芸、とてもまだまだ有田の陶器市ほどのものにはなりえない。
まずは作り手である我々がなぜ今この時代にあえてリスクのある工芸を志すのか、なぜ綾なのかということをしっかり考え、共有しなければならない。逆に言えば、それさえしっかりしていればどんなイベントをしようとお客様に思いは伝わるのではないか。
歴史が無いからこそ、コンセプトが大事になる。信念が大事になる。そしてそれが今の時代に求められているのではないか。
そう言った抽象的な概念の話が、とても長い時間話し合われました。 

その中で、もっとも頻繁に出て来たキーワードが「結い」です。

最近では「絆」という言葉が良く世間で言われています。意味は同じです。
個人的には、「絆」はどちらかといえば状態を表す言葉で、「結い」というのはより主体的な意思を感じること、またその響きからこちらの方が好ましく思えます。 

それはどういった内容だったのか。
次回に続きます。 

正月登山

2012年 1月 02日(月曜日) 16:26

皆様、平成24年、2012年のお正月いかがお過ごしでしょうか。

うちでは毎年恒例の正月登山に、お隣国富町法華岳公園の奥、釈迦ガ岳に行ってきました。
いつものメンバー、母(71)、義弟(42)、姪っ子(9)、甥っ子(6)、私(43)です。
去年は山頂付近は積雪があり、とっても寒かったのですが、今年は快晴、比較的穏やかな天候となりました。 

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8時45分に登山口。準備体操です。

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最初はなだらかな林道をしばらく歩きます。

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が、すぐに急勾配が。

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途中、岩場もあり、結構登りごたえがあります。

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2時間ほどで山頂へ!お疲れさ〜ん

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これが楽しみで登ってきました〜温かいラーメンとお汁粉(^_-)

今年もおかげさまで無事、全員登山出来ました(いや、父と妹と一番下の姪っ子は今年もお留守番でしたが・・・(^^ゞ

さあ、今年も張り切っていこう〜!

 

工芸家として思うこと

2011年 4月 29日(金曜日) 17:21

もうすぐ陶芸家として独立して、12年が経とうとしています。
僕は親の跡を継いだというわけではなく、自分でのこの仕事を選びました。
学生時代はまったく別の道を志していました。

なぜ焼き物なのか?

この道を目指し始めた時からの自問です。

いろんな理由があるのですが、ひとつには現在の大きな「経済」の流れには逆らえないとしても、その端っこくらいに居たい、と考えたこともあります。
現在の世界は、経済、もっと言えば「お金」を中心に回っているといっても過言ではないでしょう。 
もちろん、僕たちの「商売」もそのシステムの恩恵を受けているわけですが、しかし、よくよく考えてみるとそれだけではないようです。

ところで今、今年の30回目の節目を迎える工芸まつりに向けて、いろいろと話し合いが進められているところですが、そこで話に出るのがわれわれは何を目指して工芸品を作るのか、ということです。 
グラスアートの黒木さんの匠日記にもあるように、世間の価値観が変わってきてしまったために、安い輸入品やプラスチック製品にその市場が奪われているという現状があります。
それはなぜなのか?それがもたらすものは、(作り手にとっても消費者にとっても)一体なんなのか?
そんなことが話し合われています。
そして、われわれモノツクリが、今世の中に向けて問うべきではないのか、ということまで言われています。

手づくりの日用使いの道具たち。
これらが日本の家庭で果たしてきた役割というものを、僕たちは改めて見つめ直すことも大事なのではないでしょうか。 

綾町工芸コミュニティホームページ事始め その4

2011年 4月 23日(土曜日) 08:12

さて、やっと制作に入ったホームページ事業ですが、インターネットが普及し市民権を得たとはいえ、そこはアナログな工芸者、僕のように抵抗なく(?というより必要に迫られて)パソコンを触れる人ばかりではありません。
また流通経路についても、インターネットでホントに売れるの?という不安も多く、会員全員の賛同協力を得られているわけでは決してありません。

しかし、僕自身の経験から言って、実際の販売はともかく、情報を発信するという意味では現在では不可欠な手段であり、また比較的安価で可能です。 
僕も自分のブログを6年ほど書いていますが、とあるご家族が綾町に東京から移住される以前から読んで頂いており、候補地に綾を選ぶ際に参考にして頂いた、ということもありました。

なんといっても、工芸コミュニティの一大イベント、「綾工芸まつり」についてインターネットで検索してもまったく何も出てこない、いう状態はなんとかせねば、という思いが強かったのです。

現在は中島クンが各工房をまめに訪問し、少しずつ理解してもらうように努力しているところです。
半年ほど続いた匠日記、今後も継続致しますが、新しいライターにも登場してもらうように努力して行きたいと思っています。 

綾町工芸コミュニティホームページ事始め その3

2011年 4月 15日(金曜日) 13:44

そして昨年から一気に事態が急展開。
国の雇用対策の補助事業を受けて、ネット通販に向けた事業を展開することになりました。
これには照葉窯の窪田さん始め、わくわくファームの高好さん、日高幸一副会長、役場観光課等々のご尽力によるものです。
僕にはまったくそういった発想がなかったため、どうしたらいいだろう、その資金は?実際誰がするの?と言った自問自答を繰り返していただけでしたから。

とにかく、現在は中島クンという強力な助っ人を得ることができ、なんとかここまでこぎ着けました。
いやあ、長かったなあ。
昨年7月より実行委員会4名で立ち上げ、月一回の定例会を基本に戦略を進めてきました。
当初は3時間以上も話し合いが続きました。
秋には中島クンと中小企業大学校で開催された講習会にも参加、SEO対策を中心とした最新の戦略を勉強してきました。

ホームページ制作の実績はなかったとは言えさすが本職、あっというまにスキルを身につけ今では僕以上に詳しくなった中島クンが頼もしい今日この頃です。 

綾町工芸コミュニティホームページ事始め その2

2011年 4月 08日(金曜日) 22:36

さて、何度かうちで集まりを持ったものの、その後の展開を見いだせないまま、自然消滅してしまいました。

しかし、私の中でも大山さんの中でもネットの可能性、という火は消えてはいませんでした。

私は昼間は陶芸の仕事をし、夜にパソコンで勉強するという毎日が続きました。
最初のホームページを作ったのは10年前でしょうか。
当時はネットもそれほど普及しておらず、まだまだ電話回線(ADSLじゃないですよ)の時代でした。
デジカメも、当時最新のものを購入。200万画素で10万円でした(笑)
うーん、投資を全然回収できてないな(^^ゞ 

やり始めると、とことんやる性分なため、HTMLから勉強し、次第にCSSと移って行きました。
写真の技術も、突き詰めるとこれほど難しいものはなく、未だに良く出来ません。
まあ、銀塩の時代に比べれば安くは済みますケドネ(^^ゞ 

綾町工芸コミュニティホームページ事始め その1

2011年 3月 31日(木曜日) 15:27

私がこの綾町に工房を構えて、今年の6月で12年となります。(はやっ!)
駆け出しの私にとって、ものつくりはもちろんですが、販路拡大にも必死でした。
その頃、現在のようにインターネットの環境もまだまだ一般的とは言えませんでしたが、今後の発展は十分に予感されるものでした。
そして、ネット通販の可能性はまさにお金をかけずにできるもの、に見えました。

工芸まつりの実行委員を務めさせて頂いたり、また県外へのグループ展に誘って頂いたりして、熊須木工の浩文さんと大山食品の憲一郎さんと仲良くさせて頂くようになりました。
その若手が今後の展望を話す時には、必ずインターネットの話題がでてきました。
一人一人の力は小さくても、みんなでやればきっとうまくいくんじゃないか。

当時はホームページを作ること自体が大変な作業でした。
まずはHTML言語を学ぶことから始め、実際にはどうやってファイルをアップロードすればいいのか、皆目見当がつかず、マニュアルに首っ引きで勉強しました。
その当時の名残が以下のサイトです。

http://www.h2.dion.ne.jp/~yasoichi/arti.html

何ともはや、原始的な(笑)恥ずかしい限りのものですが、当時はこれだけでも感動していたものです。

しかし、現在の立派なサイトができるまでには、長い時間が必要だったのです。(続く)

2010年を振り返って

2010年 12月 31日(金曜日) 13:24

今年もいよいよ残り数時間となって参りました。

・・・・早いものですね(^^ゞ
僕はまだ、窓ふきの途中です。雪降ってます(笑) 

さて、この綾町工芸コミュニティ協議会のサイトがオープンして数ヶ月。
長年の夢がやっと叶いました。

ここまでいろんな方々にホームページの重要性を訴えてきましたが、なぜか今年に入ってあれよあれよという間に話しが進みました。
匠日記でゲストライターとして書いて頂いている、わくわくファームの高好さん、照葉窯の窪田さん、元町陶苑の日高副会長、役場の牧さん、新規にコミュニティに協力してくれている中島君、実行委員の皆さん、誰が欠けても今のこの状況は実現しませんでした。
本当に感慨深いものがあります。

来年は、今年撒いてきた種を無事芽吹かせ、見事な花を咲かす年にしたいものです。

皆さん、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

                  八十一拝

携帯ストラップ完成!

2010年 11月 19日(金曜日) 22:31

工芸まつりに向けて、各工房でオリジナルの携帯ストラップ作りが行われています。
かくいう僕は、今回は綾の手紬染織工房さんとのコラボレーション。
名付けて「白猫が愛(藍)を呼ぶストラップ 」「白猫が愛(藍)を結ぶストラップ」!!

白猫が愛を呼ぶ
白猫が愛を呼ぶ
白猫が愛を結ぶ
白猫が愛を結ぶ

着々と準備中!

2010年 11月 13日(土曜日) 08:52

皆様、いかがお過ごしでしょうか?
匠日記、楽しい日記が日々更新されています。
ご遠慮なく、どしどしコメントくださいね(^_-)

さて、「第29回綾工芸まつり」も早1週間後となって参りました。
この時期になると、なんだか町中が変な熱気にあふれてきます。 

工芸まつりだけではなく、今日、明日は「町文化祭」「農業祭」が町体育館で開催されます。
文化祭は、町内各公民館より、一般の方々の作品(中にはプロ顔負けのものも!)がずらりと展示されております。
農業祭は、各種イベントも楽しく行われる予定です。
こちらにもぜひ足を運んでみてください。

われわれ工芸社といえば、最後の追い込みに追われております。
かくいう私も、昨日窯焚きを終えました。
来週頭からは、いよいよ全体の準備に皆で取りかかります。 

11月の木枯らし11月の木枯らし

先日、秋を一気に飛び越え冬が来たの?と思わせるような木枯らしが、宮崎にも吹きました。
うちのコロちゃん(メス、4歳)は寒いのが大好きで、気持ち良さそうに昼寝してました。
 窯の小屋からの眺めです。

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