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趣味の陶芸 No.12 ~釉薬始まりは燃料まきの灰~

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今回からは釉薬(ゆうやく)のお話をします。
釉薬とはうわぐすりとも言われるように、陶器の表面を覆っているガラス状の物質のことです。
釉薬の役目は
①表面を滑らかにする
②陶器の強度を高める
③防水力を高める
④器に彩りを添える
などがあります。

さて、釉薬は何で出来ているのでしょうか?
簡単に説明すると、灰と土石と酸化金属などでできています。
原料や作り方については次回説明するとして、今回は釉薬の始まりをお話します。

縄文時代は野焼きで土器が焼かれていました。
もちろん当時は釉薬などなく素焼きの状態です。
次の時代になると強度を高めるため穴を掘って窯を作り、より高温で焼くようになりました。
すると器に付着した燃料のまきの灰が溶け、窯から出してみると器の表面にはガラス状の光沢ある被膜ができていました。
灰がくっつくと器の表面に光沢ができることが発見されたのです。
そして、人為的に灰を器にくっつけ焼くようになったのが釉薬の始まりです。
その後、研究が進み今のように多種多様の釉薬が開発されたのです。
研究開発は現在も続いています。

逆に備前焼や信楽焼などのように釉薬を付けずに、まき窯で昔ながらの焼きしめで焼いた自然釉や灰かぶりと言った非常に高価な焼き物も作られています。
最終更新日: 1999年 11月 30日(火曜日) 09:00
窪田健司

窪田健司

象嵌、掻き落とし技法で作陶する照葉窯さんが語ります。

ウェブサイト: www2.ocn.ne.jp/~bell5487/index.html