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趣味の陶芸 No.13 ~窯のたき方で全く違う発色~

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釉薬(ゆうやく)の話しと言っても非常に奥が深いので、さわりの部分だけお話します。
釉薬は確かに色彩がありますが、水彩絵の具などとは全く違います。

まず、原料は灰と土石と酸化金属などです。
そのため釉薬を調合した時点ではどの釉も白とかグレーまたは茶色など極めて地味な色をしています。
ところが、窯で焼くと白、赤、緑、青、黒など見事な色に発色して出てくるのです。
同じ原料で作った釉でも窯のたき方によって緑に出たり赤に出たりなど全く違う発色をします。

その上に流れが出たり貫入と言ってヒビが入ったりガラスのように透明だったり、逆にマット釉のように不透明だったり、結晶釉のようにまだら模様がでたりなどさまざまです。
なかなか厄介だったりしますが、だから面白いのかもしれません。

それでは簡単に調合の仕方を説明します。
灰や土石類を決められた分量だけバケツやたらいに入れ、泥状になるぐらいまで水を加えかき混ぜます。
それを専用ポットに入れ、ミルという機械で回転させ数時間かけてすりつぶします。
終わったらバケツに出し、水分濃度を調整し素焼きの器にかけて窯に入れます。

今では調合したものが材料店にはたくさんあります。
水で溶かして簡単に使えますので安心して下さい。
最終更新日: 1999年 11月 30日(火曜日) 09:00
窪田健司

窪田健司

象嵌、掻き落とし技法で作陶する照葉窯さんが語ります。

ウェブサイト: www2.ocn.ne.jp/~bell5487/index.html