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趣味の陶芸 No.15 ~窯たき最重要良し悪し決定~

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このシリーズも終盤に入ります。
焼き物の過程で最も重要な工程の焼成、一般的には窯たきといいます。
窯を用いることで焼成温度が格段に高くなり釉(うわぐすり)を生みだすことになります。
高温になったことで焼ける土の種類や釉の種類が非常に増え、現在のように多彩な焼き物ができるようになりました。
さらに、窯のたき方をコントロールすることによって同じ原料で作った物でも焼き上がりが違ってきます。
何をコントロールするのか?いろいろな要素がありますが、幾つか挙げてみましょう。
①窯の燃料
②窯の種類、大きさ
③温度
④温度の上げ方
⑤酸素の供給量
⑥冷却方法
などです。
特に⑤の酸素供給量の調整は重要で発色が大きく違ってきます。

陶芸の世界では焼成方法を大きく二つに分類しています。
酸化焼成と還元焼成です。
もちろん中間もありますし強弱もあります。
酸化焼成は十分酸素を供給して焼くのに対して還元焼成は故意に酸素を供給しにくい状態にして、
焼き物自体から酸素を奪い取っていく焼成方法です。

焼き物は良くも悪くも窯たきで決まるので非常に重要な工程と言えるのです。
陶器を焼き物というゆえんです。
新しい窯の場合は少なくとも数回のテスト焼きをして調整方法を確立していきます。
最終更新日: 1999年 11月 30日(火曜日) 09:00
窪田健司

窪田健司

象嵌、掻き落とし技法で作陶する照葉窯さんが語ります。

ウェブサイト: www2.ocn.ne.jp/~bell5487/index.html