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うるし11 ~使い込むうち深いつや出る~

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漆器は本来とても丈夫なものです。ですからそれほど神経質に扱う必要はありません。注意して頂きたいのは、電子レンジや乾燥機を使わないことだけです。私はいつも洗剤を使ってスポンジで洗っています。あとはふきんで拭いて戸棚にしまいます。要は普通に扱っていれば大丈夫ということです。使わないでしまっておくだけという方が、漆器にとってはよくないのです。

なぜか日本人は大事な物を高い所にしまい込む傾向があります。こういう所は空気が乾燥しているので漆器にとって一番悪い環境になります。漆器は湿度60~70%の所にあるのが一番いい状態なのです。長い間使わない時はできるだけ冷暖房がなく、直接日光の当たらない北側の部屋の床に近い所にしまうことです。でも、しまいっ放しでもいけませんので、とにかく使ってやることが大切です。

漆器の傷みの9割はしまい込んでいるうちに乾燥したという原因によるもので、摩擦するほど使い込んで傷んだ物は1割にも満たないといいます。それほど頑丈な物なので、使わないでいるのはもったいないというものです。漆器は使い込んでいくうちに独特の深いつやが出てきます。こうなったらもう手放せないほど愛着がわいてきます。
最終更新日: 1999年 11月 30日(火曜日) 09:00
かたかべ雄人

かたかべ雄人

身も心も漆にかぶれてしまったかたかべさんが、漆器について語ります。

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