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うるし13 ~砂糖や卵使い津軽塗り挑戦~

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津軽塗りといえば「変わり塗り」の代表的存在です。その津軽塗りの中にあっても、もっと変わった「新しい津軽塗り」に挑戦している人たちがいます。岩木山のふもとにある「遊(ゆう)工房」です。この工房ではいろいろな手法を教えて頂きました。

例えば、塗ったものをくちゃくちゃにもんだラップに包み込んで、そのしわが模様になる手法や、砂糖をフライパンで炭の状態になるまで焦がし、その粉末を、塗ったものの上に降り掛ける手法があります。この砂糖を使ったものは黒の濃淡がくっきりと現れ、結構面白い表情に仕上がります。

もう一つは、うるしに卵の白身を混ぜて、粘っこいうるしを作り、これを木地に凹凸を出しながら塗っていきます。そして、十分に乾燥させて研ぎだすとまさに「新しい津軽塗り」が浮かび上がってきます。

うるしといえば古い伝統をかたくなに守っているように思いがちですが、こんなに斬新なことを試し、うるしの世界に新しい風を送り込んでいる人たちもいるのです。
ラップ、フライパン、砂糖、卵・・・。

そういえば、輪島ではうるしの乾きが早すぎる時に「醤油(しょうゆ)」をたらしていたことを思い出しました。
最終更新日: 1999年 11月 30日(火曜日) 09:00
かたかべ雄人

かたかべ雄人

身も心も漆にかぶれてしまったかたかべさんが、漆器について語ります。

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