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うるし17 ~テープに和紙重ね一閑張り~

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「一閑張り」とは一般に、和紙をのりで木枠などに張り重ね、後で型を抜いてその素地にうるしを塗ったものを指しますが、この場合、和紙の重ね張りでなく薄く仕上げた木製素地の上に和紙を貼り付け、うるしを塗ったもののことを「一閑張り」と呼んでいます。私は竹で編んだかごに和紙を張り重ね、うるしを塗って一閑張りを作っています。綾町の「竹細工教室」に通い、やっと六目編みができるようになりました。最近では竹の代わりにクラフトテープという包装用のテープを使っています。このテープは細かくこより状になっている紙ひもを5本、7本と接着させ、平たいテープにしたものです。竹の方が頑丈でいいものができますが、このテープだと竹ひごを作る手間が省けて、割と簡単に編むことができます。骨組みができたら紙張りです。のりとボンドを混ぜ、少しずつ水を加えて溶いていきます。和紙と骨組み両方に刷毛でベッタリと付け、骨を包み込むようにしっかりと張って下さい。乾いたらまた同じように張り重ねます。内側・外側に5枚くらい張ると丈夫になります。じゅうぶん乾燥したらテレピン油で薄めた生うるしを和紙に染み込ませるように塗っていきます。茶人の間で好まれた一閑張りの一品が完成します。
最終更新日: 1999年 11月 30日(火曜日) 09:00
かたかべ雄人

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身も心も漆にかぶれてしまったかたかべさんが、漆器について語ります。

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